今回はギャンブルで期待値を求めるのは本当に正しいのかよりサンクトペテルブルクのパラドックスの話をしたいと思います。
期待値とは・・・
期待値とは、確率変数が取りうる値と発生する確率をかけて足し合わせたものが期待値です。確率変数の「平均的な値」を表します。
簡単にきさいしましたが、サイコロを1個ふったときの期待値を例として記載します。
- 1が出る確率は1/6
- 2が出る確率は1/6
- 3が出る確率は1/6
- 4が出る確率は1/6
- 5が出る確率は1/6
- 6が出る確率は1/6
確率変数がとりうる値(サイコロの目の数)と発生する確率(すべて1/6)を掛け合わせると1*1/6+2*1/6+3*1/6+4*1/6+5*1/6+6*1/6=3.5となり、一回サイコロを振った時の期待値は3.5となります。
ちなみにchatGPTに聞いたらこんな回答でしたw。わかりづらいのでお蔵行でしたが、一応出力したので置いておきます。
chatGTP様より
期待値は、確率変数が取りうる値とその確率の重み付き平均を示す数学的概念です。確率変数は、実験や事象の結果として確率的に取りうる値を表します。
期待値は、確率変数が取りうる値の重み付き平均として解釈できます。すなわち、それぞれの値をその確率で加重した平均値です。期待値は確率分布の中心傾向を表す指標であり、その値が大きいほど、その確率変数の「平均的な値」が高いことを意味します。
期待値は、確率論や統計学、およびそれらを応用した様々な分野で広く使用されます。例えば、ギャンブルや投資の分野では期待値を最大化する戦略を考えるために利用されますし、経済学や工学、生物学などの領域でも重要な役割を果たします。
期待値でギャンブルのやるかどうかの判定について・・・
ここで上のサイコロをふるギャンブルを例にして、どうしてギャンブルで期待値が使用されるかを記載していきます。サイコロの目がでた金額をもらえるというギャンブルを想定します。1が出たら1円、6がでたら6円もらえるギャンブルです。
このギャンブルに参加費用がいくらだったら、ギャンブルに参加しますか?
参加費が1円だったら、損をすることがないので必ず参加しますよね、一方で6円なら損しかしないので参加しないと思います。
では2円なら、3円ならと考えていくときにギャンブルに参加するかどうかを期待値で判定することができます。期待値は1回振った時の平均的な値を示すので参加費が3.5円以下なら儲かりやすいので参加、3.5円以上なら損しやすいので不参加すると判定することができます。
もし3円でこのギャンブルができるなら自分は一生サイコロを振っていると思います。
サンクトペテルブルクのパラドックスとは・・・
ここで今回の本題です。サンクトペテルブルクのパラドックスについて説明します。
このように期待値だけでギャンブルを決めると痛い目をみるよという話ですね。期待値以外も考える必要があるということですね。もう一つたとえを書いてみますね
期待値で考えてはいけないギャンブルの例
ここで最初のサイコロの問題を少し改変して考えてみましょう。
サイコロは10000面ダイスとして考え、1-9999の値は0円 10000の値は2兆円だとします。計算すると期待値は2億円です。つまり参加費が1億円だったとしても参加したほうがお得ということになります。
この場合、皆様は参加するでしょうか?
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